新刊
歴史からひも解く日本語教育の世界 -古代から現代まで-
本書は、日本語教員試験の必須項目でありながら広範ゆえに体系的な学習が困難な「日本語教育の歴史と現状」を体系的にまとめた入門書です。古代から現代までの日本語学習/教育の変遷を歴史的視点から整理し、その全体像を紹介します。
第一部では、日本国内、および海外での日本語教育の歴史を地域別に取り上げ、戦前・戦後を含めた各時代・各地域の特徴を紹介しています。
第二部では、分野別に教材・教授法の変遷、日本語教育に関する諸制度や関連機関の役割などを、歴史的な経緯とともにまとめています。
日本語教育は過去の営みの積み重ねの上に成り立っています。日本語教育史を学ぶことで、今、私たちが直面している課題も、過去との連続性のなかで捉え直すことができ、新たな視点が得られるはずです。今、まさに日本語教育の現場で教えている方はもちろん、これから日本語教育史を学ぶ方、日本語教育史を体系的に学び直したい方にもおすすめの1冊です。
全体構成
第一部 地域横断的にみた日本語学習・日本語教育の展開
第一章 国内
*キーワード:イエズス会、経済協力、地域日本語教育、日本語指導が必要な児童生徒
第二章 海外
*キーワード:国際交流基金、継承語教育、多文化主義
第二部 分野横断的にみた日本語教育の展開
第一章 教材・辞書・教授法〈戦前・戦中〉
*キーワード:キリシタン版、直接法
第二章 教授法、教材・辞書、ガイドライン、試験、やさしい日本語〈戦後〉
*キーワード:CEFR、JF日本語教育スタンダード、日本語教育の参照枠、日本語教員試験、JLPT
第三章 諸機関等
*キーワード:日本語教師養成・研修機関、日本語学校、関係省庁・自治体、地域の日本語教室
目次
はじめに
第一部 地域横断的にみた日本語学習・日本語教育の展開
第一章 国内
1.日本語学習のあけぼの(古代~ 18 世紀)
2.列強諸国の日本語人材(19 世紀)
コラム1 横浜ピジンと使用者たち
3.近代における日本語教育の光と影(1901 年~ 1945 年)
4.現代につながる戦後の日本語教育(1946 年~ 1989 年)
5.多様化する近年の日本語教育(1990 年以降)
第二章 海外
1.欧州、ロシア、中央アジア
2.台湾、韓国・朝鮮
コラム2 台湾の日本語世代
3.中国、モンゴル国
4.東南アジア、南アジア
コラム3 日タイ交流史の証人『日暹会話便覧』―ある教官の情熱と歴史の扉
5.北米(アメリカ本土・ハワイ)
コラム4 アメリカ外交官の学び舎「米国国務省日本語研修所」
6.南米
7.中東、アフリカ
8.大洋州
第二部 分野横断的にみた日本語教育の展開
第一章 教材・辞書・教授法〈戦前・戦中〉
1.国内外で作成された15-18 世紀の日本語教科書
2.幕末・明治期に来日した西洋人による学習書・辞書
3.戦前・戦中に国内で作成された教科書・教材
コラム5 日本語教育用文法用語のルーツは―「て形」「な形容詞」の場合
4.日本統治下の台湾・朝鮮における教科書と教授法
コラム6 歴史を伝える日本語借用語
5.南洋群島(ミクロネシア地域)と東南アジアで作成された教科書
第二章 教授法、教材・辞書、ガイドライン、試験、やさしい日本語〈戦後〉
1.日本語教授法の展開
2.戦後から現代までの教材・辞書
3.言語教育デザインのガイドライン:CEFR、JF 日本語教育スタンダード、日本語教育の参照枠
4.学習者・教員にとっての試験:JLPT、EJU、JFT-Basic、BJT、日本語教育能力検定試験、日本語教員試験
コラム7 ミャンマーにおける軍事政権と日本語
5.「やさしい日本語」の開発と普及
第三章 諸機関等
1.近代からの日本語教育関連機関
2.日本語教師養成・研修機関
3.日本語学校
4.学校、関係省庁、自治体
5.地域の日本語教室
6.継承語教育機関(教室、学校など)
コラム8 複言語・複文化主義
結びにかえて
日本語教育史の授業と受講生の眼差し
日本語教育の未来を展望するために
おわりに
一次資料所蔵館・デジタルアーカイブ情報
年表
引用文献・主要参考文献
索引
関連情報
新刊
歴史からひも解く日本語教育の世界 -古代から現代まで-
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価格: 1,760円(税込)
- 判型: A5
- 頁数: 185頁
- ISBN: 9784883199952





